カンヌ受賞作「Playground/校庭」:少女のいじめと葛藤を描く新鋭監督のデビュー作

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カンヌ映画祭で受賞した「Playground/校庭」は、いじめに直面する少女の苦悩を描く作品。監督のデビュー作として注目されている。

要約すると新鋭ローラ・ワンデル監督の長編デビュー作「Playground/校庭」は、過酷な学校生活に直面する少女の葛藤を描いた作品で、第74回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し、第94回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出された。

映画は、2023年3月7日(金)より新宿シネマカリテやシネスイッチ銀座など全国で公開される。

ティザービジュアルと特報映像も公開され、期待が高まっている。

物語は、小学校に入った7歳の少女ノラが主人公。

彼女は人見知りで友達がいないため、校内に居場所を見つけられずにいる。

そんな中、同じクラスの二人の女子と仲良くなるが、3歳年上の兄アベルが大柄なガキ大将にいじめられている現場を目撃し、ショックを受ける。

優しい兄を助けたいと願うノラだが、アベルからは「誰にも言うな」「そばに来るな」と命じられる。

いじめが続く中、ノラは兄の気持ちを理解できず、孤独と苦しみを抱える。

唯一の理解者だった担任の先生が学校を去り、友達にのけ者にされることで再び孤立感が募る。

そんなある日、校庭で衝撃的な光景を目にするノラ。

この作品の目的は、いじめの原因を追及することや誰かを非難することではないと監督は語っており、全編を通してカメラ位置を低く設定し、子どもの視線を創造する手法が特徴的である。

監督はベルギーの映画界の先達であるダルデンヌ兄弟やアッバス・キアロスタミなどから影響を受けている。

次回作「L’intérêt d’Adam」はダルデンヌ兄弟が製作を担う予定で、ノラ役には約100人の中から選ばれたマヤ・ヴァンダービークが起用された。

サスペンスフルで濃密な世界観が期待されており、多くの観客を魅了する作品となることが予想される。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/84c4bbae7b2aa7c9d3fadc4023a40c8b632a8487

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