オーストラリアラグビー協会は2025年から2029年の戦略計画を発表し、男女RWCでベスト4進出を目指すことを明らかにしました。新たな成功の時代を迎えることが期待されています。
この計画は、オーストラリアラグビー界が「ゴールデンディケイド」に突入することを見据えています。
具体的には、2025年のブリティッシュ&アイリッシュライオンズツアー、2027年の男子ラグビーワールドカップ(RWC)、2029年の女子RWC、さらに2032年のブリスベン五輪を開催する予定です。
戦略のタイトルは「グリーンからゴールドへ」で、ビジョンとしては「フィールドの内外で正しい振る舞いをし、クラブから国へつながり、包括的で歓迎された環境でオーストラリアラグビーへの誇りを取り戻し、ゴールドジャージーでの勝利を目指す」としています。
計画の柱としては、「卓越したパフォーマンス」「参加者の増加」「プロモーションの有効性」の3つが設定され、これらを実現するためにリソースとエコシステムの効率を重視すると明言しています。
パフォーマンス領域では、具体的な目標が設定されており、B&Iライオンズ戦での勝利や、男子RWC2027と女子RWC2029での準決勝進出、全代表チームの勝率を2029年までに70%以上にすること、2028年LA五輪でのメダル獲得、スーパーラグビー・パシフィックでの2度の優勝などが挙げられています。
ダニエル・ハーバート会長とフィル・ウォーCEOは、この戦略がオーストラリアラグビーに新たな成功と成長の時代をもたらすと確信しており、ウォーCEOは記者会見でスーパーラグビーの下位レベルでの大会開催計画が進行中であることも明かしました。
これにより、若手選手で編成されたSRチームと日本のチームの対戦機会が増える可能性が示唆されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1f4c5cc2a55b75968ad88b1f8d55166fd6365c3b
オーストラリアラグビー協会の2029年戦略計画に関するコメントでは、オーストラリアが日本のラグビー界に多大な貢献をしてきたことが強調されていました。
多くのオーストラリア出身の選手や指導者が日本で活躍しており、彼らの存在が日本ラグビーの発展に寄与していると認識されていました。
そのため、オーストラリアにはかつての強さを取り戻してほしいという願いが多くのコメントに見られました。
また、来年から始まるライオンズツアーを含む5年間が、オーストラリアのラグビーユニオンにとって非常に重要な時期であるとの意見もありました。
特に、若手選手が13人制ラグビーリーグやNFLといった他の競技に流出している現状を憂慮し、その流出を防ぐためにもワラビーズの活躍と経済的成功が求められていました。
さらに、スーパーラグビーのセカンドチームと日本のチームが対戦できる可能性があることが朗報とされ、実現を期待する声が上がっていました。
日本協会にもこのような発表を期待する意見があり、スーパーラグビーの下部組織による大会への参加を望むコメントもありました。
全体として、オーストラリアと日本のラグビー界の交流が進むことへの期待が強く表現されていました。