中国電力が島根原発2号機の水位計異常を誤認、通常仕様の反応と判明
運転員が午前11時前に水位計が上限を超える値を示していることに気づき、同社はこれを「運転上の制限を満足しない状態」として報告しました。
しかし、後の調査でこの異常は実際には機器の通常の仕様を誤認した結果であることが判明しました。
具体的には、出力を上げた際に見られる正常な反応を異常と誤解したのです。
この水位計は、再稼働に向けて新たに設置されたものであり、運転を担当する中国電力の島根原子力本部は「計器に対する認識が不十分だった」とコメントしています。
島根原発2号機は7日に約13年ぶりに再稼働したばかりであり、今回の事態は運転の安全性に影響を与える可能性があるため、今後の監視が重要となるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d061bd70d85a0f8c71bf55a160d1f39664ce8fe2
島根原発2号機の水位計異常に関するネットのコメントは、様々な視点からの意見が寄せられました。
まず、異常時の対応については、上限を超えた際に即座に異常と判断し、必要な措置を取る仕組みが徹底されていないことが問題視されました。
これにより、正常化バイアスが働き、重要な時に迅速に行動できなくなる恐れがあるとの指摘がありました。
そのため、当事業所の管理レベルについて疑問を呈する意見もありました。
また、オペレーターが混乱しないような体制が求められるという声もありました。
さらに、原発の稼働が長くないため、原発に配属された職員の中には、一度も運転した経験がない人が増えていることが懸念されており、今後人為的ミスが増える可能性が指摘されました。
これに対して、専門知識をさらに増やすことが重要であるとの意見もありました。
一方で、原発に対するネガティブなイメージを助長する報道については、慎重に取り扱うべきとの意見も見られました。
全体として、原発の安全運転に向けた意識の向上や、適切な情報発信の重要性が強調されていました。