紀藤正樹弁護士が、須藤早貴被告の無罪判決について解説。検察側の主張が証明できず、裁判所が疑わしいと判断したことが敗因とされる。
須藤被告は、2018年に野崎さんに覚醒剤を摂取させたとして殺人罪などに問われていたが、和歌山地裁は被告が覚醒剤を購入したという検察の主張を「疑わしい」とし、無罪を言い渡した。
紀藤弁護士はこの判決を受けて、検察側が被告の覚醒剤の入手を証明できなかったことが敗因であると指摘。
具体的には、裁判長が「被告が密売人から渡されたものが覚醒剤であるとは言い切れない」と述べた点を挙げ、検察が立証責任を果たせなかったことが無罪判決につながったと分析した。
検察側は、須藤被告が密売人から覚醒剤を購入したと主張し、インターネットで「覚醒剤 死亡」などの検索履歴を示したが、裁判所はそれが殺害計画を示すものとは認めなかった。
紀藤弁護士は、須藤被告が黙秘を貫いたことや、直接的な証拠がない中での裁判で、双方の主張が激しく対立したことにも触れた。
また、控訴審では、須藤被告に渡った覚醒剤が本物であるかどうかが最大の争点になると予測している。
判決に対する驚きを表明しつつ、今後の展開に注目が集まる。
裁判は長引く可能性があり、今後の動向が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8d1cd01a77a64cbce1b02753f82fb317ead283b6
紀州のドン・ファン事件に関して、多くのネットコメントが寄せられ、その内容は無罪判決の背景や影響についての議論で満ちていました。
特に、無罪判決が出た理由として、状況証拠だけでは有罪にできないという司法の原則が強調されました。
コメントの中には、陪審員がメディアの影響を受けずに判断することの重要性や、過去の袴田事件の影響を指摘する声もありました。
また、無罪判決が今後の司法に与える影響について懸念する意見も多く、特に密室での犯罪が横行する可能性についての警鐘が鳴らされました。
さらに、検察が控訴する場合、新証拠の提出が必要であることが指摘され、証拠の重要性が再認識されました。
全体として、多くのコメントは無罪判決に対する疑問や懸念を表明しつつ、司法制度の透明性と公正さを求める声が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
本件を検察が控訴し、控訴期間内に新証拠を見つける必要がある。
無罪になったのは袴田事件の影響があると思う。
陪審員としては状況証拠だけでは無罪を進言すると思う。
本人が過剰摂取したなら形跡があるはずだ。
報道は真実を遍く報じることはないが、手掛かりとなる場合もある。