北朝鮮の危険なアパート建設現場と安全問題

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北朝鮮でのアパート建設が急ピッチで進められる中、安全管理が極めて不十分で、作業員の命が軽視されているとの専門家の指摘がある。突貫工事による事故のリスクが高まる中、施工水準も低く、長期的な安全性が懸念されている。

要約すると北朝鮮では、2024年10月までに完成を目指したアパート建設が急ピッチで進められているが、その工事現場の安全性が懸念されている。

特に、7月末の集中豪雨で甚大な被害を受けた北部地域では、金正恩氏の指示により、被災者向けのアパートが突貫工事で進行中だ。

アジアプレスの取材によると、工事の施工状況は杜撰であり、作業員たちの安全管理が極めて不十分であることが明らかになった。

例えば、命綱なしで高所作業を行う作業員の姿が確認され、墜落事故のリスクが高まっている。

東京理科大学の今本啓一教授は、「完成だけが目的で、人の命が軽視されている」と警鐘を鳴らしており、北朝鮮では政策に基づく突貫工事が原因で建物倒壊などの重大事故が頻繁に発生していることを指摘している。

さらに、建設中のアパートは鉄筋コンクリート造で水害に対するメリットがあるものの、施工水準が極めて低く、長くても10~15年しか安全に住むことができないと予測されている。

観光客向けに建設されている高層アパートも同様に、杜撰な造りで安全性が保証されていないと分析されている。

今本教授は、建設資材や安全装備が圧倒的に不足している現場で、人命と建設コストを天秤にかける判断がなされている可能性があるとし、北朝鮮の現場の状況に対する不安を表明している。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f539a047322b559a927892841cdac73ada201312

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