インテルは半導体業界のリーダーとしての地位を失い、AI分野でも競合に後れを取っている。CVC投資は行ったものの、本業でのイノベーションが不足し、CEO辞任による信頼損失が影響している。
しかし、2000年代に入るとモバイル市場への対応が遅れ、AI分野でも競合他社に大きく遅れを取る結果となり、近年の業績は低迷している。
特に注目すべきは、インテルが「Intel Capital」というCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を通じて多くのスタートアップに投資してきたにもかかわらず、本業でのイノベーションが十分に実現できなかった点である。
2024年12月3日にはCEOのパット・ゲルジンガーが辞任し、取締役会との信頼関係がさらに損なわれた。
彼は2021年に就任し、製造プロセスの改善や新技術への再投資を掲げたが、これらの施策は過去10年以上の戦略的決定の軌道修正を試みるものであり、短期間での結果を求めるのは難しい。
インテルは、かつての成功モデルに固執し、外部企業からの受託製造に特化したTSMCに後れを取った。
自社ファブにこだわるあまり、産業全体の変化に適応できず、「イノベーターのジレンマ」に陥っている。
AI分野でも、自社CPUの逐次処理に依存しているため、並列処理が求められるAIの進化に迅速に対応できないという課題を抱えている。
このような背景から、インテルはかつての栄光を取り戻すことが難しくなっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/12f6c9a95c0068e7ba1374838ee30526ee6856fb
コメントでは、インテルの過去の低迷や競争力の低下について多くの意見が寄せられました。
特に、13世代と14世代の欠陥CPUが市場に出回ったことが大きな信用失墜の要因とされ、販売店への注意書きがなかったことが問題視されました。
また、CoreUltraのゲーム性能がAMDの製品に比べて劣っていることも指摘され、消費電力が高い設計が続いていることが懸念されていました。
これにより、CPU市場におけるAMDの優位性が強まる可能性が示唆されていました。
さらに、微細化技術のコスト高や、インテルがエコシステムを重視しない姿勢が競争力を損なっているとの意見もありました。
日本のCPU市場についても言及され、かつては多くの企業が存在していたものの、現在は影を潜めているという現状が語られました。
加えて、インテルの過去の栄光に触れつつも、現在の状況に対する失望感や、今後の回復が難しいとの見解も見受けられました。
全体として、インテルの凋落とその背景にある要因が多角的に論じられていました。
ネットコメントを一部抜粋
低迷気味だったところに13世代と14世代の欠陥CPUを世に出し。
インテルはとにかくチップ出して終わりで、ドライバーがショボイ。
日本のCPUはどうなったのか、もう話題にでることもない。
PentiumMからCore、Core2へと進化しワットパフォーマンスが激増した頃がインテルの一番熱い時期だった。
日本ではまだIntel神話が強くてPCの主流はIntel入ってるだったりしますが。