アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の音響効果技師、柏原満さんが91歳で死去。庵野秀明が追悼し、彼の音作りの影響を語る。
柏原さんは、音響効果技師として数多くのアニメーション作品に貢献し、その独自の音作りで作品に生命を吹き込んできた。
特に『宇宙戦艦ヤマト』のエンジン音や主砲、波動砲の発射音などは、彼の代表作として多くのファンに記憶されている。
スタジオカラーの公式Xでは、庵野秀明が柏原さんの死を悼み、「本当にありがとうございました」と感謝の意を示した。
庵野は、柏原さんとの出会いやその影響についても語り、彼がもたらした「映像の音の素晴らしさと面白さ」を引き継ぎたいと述べた。
柏原さんとの交流は2006年に始まり、彼の音響効果に対する情熱や考え方を学ぶ機会が多かったという。
柏原さんは、映画の世界に憧れて上京し、日本大学芸術学部映画学科を卒業後、アオイスタジオに入社。
『鉄腕アトム』の音響効果に携わることで音作りの魅力を知り、その後フリーの音響効果マンとして独立した。
彼は、手作りの精神や遊び心を大切にし、作品に合わせた最良の効果音を作り続けた。
音響機材が少ない時代においても、試行錯誤を繰り返しながら多様な音源を生み出した。
柏原さんの代表作には、『宇宙戦艦ヤマト復活篇 ディレクターズカット版』や『ドラえもん』シリーズ、『平成狸合戦ぽんぽこ』などがあり、彼の功績は今後も多くの人々に影響を与え続けるだろう。
庵野は柏原さんの遺志を受け継ぎ、音響効果の重要性を伝え続けることを誓った。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/400a43c4d68182a0c30b8e2249fec918d86cd031
コメントの内容は、柏原満さんの影響力や功績に対する称賛が中心でした。
多くのコメントが、彼が音響効果において果たした役割の重要性を強調し、作品の価値を高めるためには音響が不可欠であると述べていました。
特に、アニメや映画における音響の重要性を再認識するコメントが多く、柏原さんの仕事が作品のクオリティを支える影の立役者であることに感謝の言葉が寄せられていました。
また、庵野秀明氏が柏原さんの影響を受けたことに言及し、具体的な作品やエピソードを交えながらその影響力を語るコメントもありました。
さらに、個人的な思い出やヤマトに関連するエピソードを共有することで、柏原さんの音響効果がいかに多くの人々に愛されていたかが伝わりました。
全体を通して、柏原さんへの感謝と哀悼の意が強く表現されており、彼の存在がいかに大きかったかを感じることができました。
ネットコメントを一部抜粋
私も大のヤマトファンだけど宮川先生の音楽ばかり聞いていたが、気づかなかったヤマトのことならなんでもと思っていた。
映画にしろアニメーションにしろ、音響効果を極(究)めないと、作品の価値は半減する。
Nノーチラス号の始動から発進に関するプロセスがまんま旧ヤマトのオマージュだしね。
ヤマトブームの当時バンダイのメカコレプラモを作って遊ぶ時、効果音を口でブンドドして遊んでました。
ヤマトの波動エンジンの響きはあたかも生命の脈動を伝える心音のようだった。