韓国の尹大統領が弾劾訴追案で職務停止に。与党内での賛成票が12人以上、憲法違反を指摘される。
要約すると韓国の尹錫悦大統領に対する弾劾訴追案が14日に国会で可決され、これにより大統領の権限は即座に停止された。
弾劾訴追案は、野党の共に民主党が提出したもので、主に尹大統領が12月3日に非常戒厳を宣布したことが憲法違反であると指摘されている。
具体的には、国家非常事態の要件を満たさない状態での戒厳発動や、国会への通告などの手続きに反した点が問題視された。
また、戒厳解除議決権を行使しようとした国会議員の立ち入りを武力で阻止した行為も「三権分立を侵害する」とされ、内乱罪や職権乱用に該当するとされている。
投票は午後4時29分から無記名で行われ、300人の議員が参加し、賛成票は204票、反対票は85票、棄権が3票、無効が8票という結果となった。
この結果、少なくとも12人の与党国民の力の議員が賛成票を投じたことが明らかになり、与党内での分裂を示唆している。
国民の力は、弾劾訴追案の否決を党の方針としていたが、実際には賛成・棄権・無効票を合わせて23人が党の方針に反して投票した。
弾劾訴追案は、国会議長から憲法裁判所に送付され、今後の審理が待たれる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/be1c53bf94f959856865fdcb65df1d652ccdfed2