株式会社ADI．Gが民事再生法を申請、負債65億円超。新型コロナで業績悪化し、自力再建を断念。
ADI．Gは、歯科医院向けの医療器具を専門に扱う商社で、金沢市に本社を構え、横浜市にも本社機構を持っている。
1997年には売上高約54億8000万円を記録したが、2015年に（株）浅野歯科産業から現商号に変更された後、予約システムの販売に注力するなどして業績を拡大。
2019年5月期には売上高65億484万円を達成した。
しかし、その後は新型コロナウイルスの影響で販売が伸び悩み、一定の黒字を維持していたものの、2024年11月末には長年の不適切会計を金融機関に開示することとなった。
コンプライアンス強化を図り信頼回復を目指したが、一部金融機関の同意が得られず、自力での再建を断念する結果となった。
負債総額は65億2354万円に達しており、経営環境の厳しさが浮き彫りになっている。
ADI．Gは1974年に設立され、資本金は4000万円である。
今後の再建が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c9011e1e6aac0eef186f7f27530b5dee27d05e39
株式会社ADI.Gが民事再生法を申請したことに対するコメントでは、同社の成り立ちや業界の現状についての意見が多く寄せられました。
元々は石川県で大きく成長した企業であったものの、現在の歯科業界は衰退傾向にあり、10年後には歯科医院や歯科技工士が激減する可能性があるとの指摘がありました。
また、CAD設計を用いた当日仕上がりの医院も登場している中で、従来の手動での歯型取りや銀歯の需要が減少していることが厳しい状況を反映しているとの意見もありました。
さらに、歯科材料の販売方法が時代遅れであり、価格の高騰が歯科医や国民にとってのメリットを失わせているとの懸念も示されていました。
不適切な会計についての具体的な情報を求める声もあり、業界全体の透明性が求められる状況であることが伺えました。
これらのコメントからは、株式会社ADI.Gの申請が業界全体の厳しい現状を反映していることが読み取れました。
ネットコメントを一部抜粋
元々能登から大きくなった会社だったのだけど…。
石川県には日本でも指折りの歯科材料通販会社の本店もあるし。
この業界自体がそもそも衰退産業だから。
手動での歯型の型どりは勿論銀歯も絶滅した歯科業界で厳しかったのかな…
値段も高くなり歯科医にも国民にもメリットが無い。