奈良県が2.7億円の予算で「無料K-POPライブ」を開催することが決定し、伝統の「天平祭」が廃止されることに対する反対意見が相次いでいます。
このライブは来年10月に奈良公園で開催される予定で、約9,000人の動員が見込まれています。
一方で、「天平祭」は年間3回の開催で合計1億3300万円かかっており、動員数は昨年の11万7500人に対して、K-POPライブはその約8%に過ぎません。
奈良県知事の山下真知事は、K-POPライブの開催により奈良県のPRや経済効果が期待できると説明していますが、地元の反対意見も多く寄せられています。
反対派の県議は、伝統祭りを廃止してまで新たなイベントに多額の予算を投じることに疑問を呈し、費用対効果の観点からも「天平祭」の方が優れていると主張しています。
予算案は16日の県議会で可決され、県は過去に開催した「シルクロード博覧会」の収益金を活用してライブの費用を賄う計画です。
また、山下知事は日韓関係の安定と若い世代の交流の重要性を強調し、この企画を進める意義を説明しました。
県民の間では賛否が分かれており、今後の展開が注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/97d549ecb13064cd976bd36ca8fc2628289bb717
奈良県でのK-POPライブ予算可決に関するコメントは、主に伝統的な天平祭の廃止に対する懸念が多く寄せられました。
多くの人々が、天平祭は観光客を呼び込み、地域経済に貢献すると考えていたため、K-POPイベントに対する予算の使い方に疑問を持つ意見が目立ちました。
特に、K-POPイベントの費用が約2億7000万円で、予想来場者数が9000人であるのに対し、天平祭は年間3回開催され、来場者数は約12万人に達することが指摘され、費用対効果の観点からも天平祭の方が優れているとの意見が多かったです。
また、奈良市民からは、K-POPイベントではなく、地域の公園や遊具の充実を求める声もありました。
さらに、県民の意見が反映されていないことに不満を抱くコメントもあり、知事の選択が県民の意志に沿ったものであるか疑問視されていました。
全体として、この問題は奈良県の文化や伝統を守ることと、観光促進のバランスをどう取るかという重要な課題として捉えられていたようです。