オーストラリアの「エミュー戦争」は、機関銃を持つ兵士たちがエミューに敗北した奇妙な歴史の一幕。エミューの機敏さが勝利をもたらした。
要約すると1930年代、オーストラリアで「エミュー戦争」と呼ばれる奇妙な戦いが繰り広げられた。
この戦争は、約2万羽の飛べない鳥エミューと、機関銃を装備したオーストラリアの兵士たちとの間で行われたもので、当初は兵士たちが簡単に勝利すると考えられていた。
しかし、予想に反してエミューは非常に機敏で、狙いを定めることが困難だった。
エミューは大きな群れを作らず、散り散りになって逃げるため、兵士たちは思うように捕獲できなかった。
最初の3日間で仕留めたエミューはわずか30羽で、兵士たちの作戦はすぐに混乱に陥った。
さらに、機関銃が故障するなどのトラブルも続出し、エミューの素早さと機敏さに圧倒される場面が続出した。
兵士たちは、エミューが時速約90キロで逃げる様子や、銃弾をかすめても生き延びる姿に驚かされた。
指揮官の言葉「エミューは戦車のように無敵だ」という表現が広まるほどであり、戦争は次第にエミューの勝利に終わることとなった。
作戦開始から45日が経過しても、兵士たちは約2500羽しか仕留められず、農民たちの状況は改善されなかった。
最終的には人道的な理由から作戦が中止され、エミューが勝利を収めた。
この出来事は、エミューがオーストラリアの生態系において重要な役割を果たしていることを示すものとなり、同国を象徴する存在としての地位を確立することとなった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/687d8170fda41c3da7af3f66e519d61eaab0e85c