コインベースがwBTCを上場廃止した理由は、ジャスティン・サン氏が関与することが「許容できないリスク」をもたらすためだと発表しました。
要約するとコインベース（Coinbase）は、イーサリアムブロックチェーン上の主要なビットコイン代替資産であるラップド・ビットコイン（wBTC）を上場廃止すると発表しました。
その理由は、暗号資産の億万長者であり、トロンブロックチェーンの創設者であるジャスティン・サン（Justin Sun）氏が関与していることが「許容できないリスク」をもたらすためだとしています。
この発表は、上場廃止に関する訴訟の対応の一環として行われました。
コインベースは、11月にwBTCの廃止についての詳細を避けていましたが、市場の観測筋はその決定を予見していました。
サン氏は8月に発表されたパートナーシップを通じてwBTCに関与することになりましたが、コインベースはその関与が顧客や取引所の信頼性に対して重大なリスクをもたらすと判断しました。
ビットグローバル（BiT Global）、wBTCの発行元は、コインベースが競合資産であるcbBTCを不当に優遇しているとして訴訟を起こしましたが、コインベースは25ページの回答書で、サン氏との関係がこの決定に影響を与えたと強調しています。
コインベースは、ビットグローバルに対してwBTCの所有権やサン氏の関与について質問しましたが、同社はその回答を拒否しました。
コインベースは、サン氏の関与が疑われる資産を取引所でホストする法的義務は存在しないとし、リスク回避のためにwBTCを上場廃止する決定を下したと説明しています。
このように、コインベースは業界内の信頼性を守るために、サン氏との関係を断つ選択をしたのです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/575852f61d8f21d96ed522d89122ffde929244bb