株式会社アブストラクトエンジンが開発した「Mitsua Likes」は、著作権をクリアした画像生成AI。学習データの透明性を重視し、明示的な許諾を得たデータのみを使用することで、日本初の団体認定を受けたモデルとして注目されている。
このAIは、著作権保護期間中の著作物を無許可で学習していないことを、米国の非営利団体Fairly Trainedから認定されており、権利的な問題をクリアしたモデルとしてアピールしている。
Mitsua Likesの最大の特徴は、学習データの透明性とデータ権利への配慮だ。
既存の基盤モデルを一切使用せず、明示的な許諾を得たデータやパブリックドメイン、オープンライセンスのデータのみを使用している。
これにより、クリーンなオリジナルモデルの開発が実現した。
さらに、学習データは公式ウェブサイトやDiscordサーバーで公開され、生成された画像には必ずクレジット表示が行われるため、学習元の作者を明確にすることで既存の問題点の解決を図っている。
Mitsua Likesは現在、約58,000枚の画像、577体のVRMモデル、827のVRMAポーズ、923のVRM Shoot!データを学習しており、人気キャラクターとのコラボレーション画像生成も可能だ。
これらの素材も権利者から明示的な許諾を得たものを使用している。
2025年1月からは新たな学習画像の募集も開始予定で、詳細は公式ウェブサイトで確認できる。
Mitsua Likesは、AI技術の進化とともに、著作権問題への配慮が求められる中、透明性を持った運用が期待される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7c2604c85b4c77f99e770fc9b114320b9ae4818e
コメントでは、著作権問題を解決する画像生成AI「Mitsua Likes」の登場に対するさまざまな意見が寄せられました。
多くのユーザーが、この技術が新たなビジネスチャンスを生む可能性に期待を寄せていました。
一部のコメントでは、クリエイターに還元される仕組みがあれば良いとの意見もあり、技術の活用に対する前向きな姿勢が見受けられました。
しかし、同時に法律が変わらなければ意味がないとの懸念もあり、技術の進化と法制度の整備が両立する必要性が強調されていました。
さらに、技術に対する社会的責任や倫理的な観点からの意見もあり、開発者がその影響を軽視することが不信感を招く可能性に警鐘を鳴らす声もありました。
全体として、技術の進展に対する期待と同時に、社会的な課題を解決するための努力が求められるとの認識が広がっていました。
ネットコメントを一部抜粋
なるほどな。
批判対象の分野を上手くクリアすることで、ビジネスチャンスにした訳か。
この取り組みは大手企業やプロシーンで活躍する人々が2年前には着手すべきでした。
クリーンで低品質なエンジンと、グレーかもしれないが高品質なエンジンどちらを使いたいかということだろうと思います。
ものすごく良い取り組みだと思うけど、法律が変わらない限り何も意味ないと思う。
今はまだ下手糞な絵しか描けないので反AIから持て囃されていますが、今後まともな絵を描けるようになれば批判されるようになるでしょうね。