Google Cloudが新たに発表した「Google Agentspace」は、企業向けにデータ統合や自動化を支援するAIプラットフォームで、業務効率化を図ります。
このサービスは企業向けに設計され、Googleの検索機能を基盤に、企業内のデータソースへのアクセスを提供する検索アシスタントや、カスタマイズ可能なAIエージェント、企業版のAIノートブック「Notebook LM」を統合しています。
記者説明会では、Google Cloudの寳野雄太氏が、Google AgentspaceがGeminiの高度な推論能力とGoogleの検索技術を活用し、企業のデータを統合して従業員の専門性を引き出す手助けをすることを説明しました。
企業では、生成AIを活用する際に、複数のデータソースから情報を集める必要があり、情報がサイロ化されている現状が課題とされています。
Google Agentspaceは、これらの課題を解決するために、社内情報の検索、業務の自動化、情報整理の三つの機能を提供します。
具体的には、企業内のデータを統合的に検索し、権限に応じた情報を提供する機能、業務に特化したAIエージェントの作成を支援する機能、AIノートブックを通じて情報を整理する機能があります。
また、Google Agentspaceは、企業向けに異なるエディションが用意されており、日本語対応も進められています。
さらに、AIエージェントを支えるための新しいAIモデル「Gemini 2.0」や、画像生成・編集AI「Imagen 3」の新機能も発表され、これによりAIエージェントの可能性がさらに広がることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/afb037bf3816e199f3d5262c2e93b79999a6a8bc