新橋演舞場の『朧の森に棲む鬼』が圧勝。歌舞伎座は多様な作品を上演し、特に坂東玉三郎の復帰が話題に。新作歌舞伎の成功を見せつけた。
特に新橋演舞場の『朧の森に棲む鬼』が圧倒的な人気を誇り、21世紀の歌舞伎新作の中でも最も成功した作品と評価されています。
この作品は、2007年に劇団☆新感線で上演されたもので、中島かずきが脚本、いのうえひでのりが演出を担当しています。
主役の青年ライと悪役サダミツは、松本幸四郎と尾上松也がダブルキャストで交互に演じ、観客はそれぞれのアプローチの違いを楽しむことができます。
特に、ライの弟分であるキンタを演じる尾上右近のアクションが見どころです。
歌舞伎座では、3部制で多様な作品が上演されています。
第1部は絵本を原作とした『あらしのよるに』、第2部は古典歌舞伎の『加賀鳶』、第3部は中村勘九郎の舞踊劇『舞鶴雪月花』などがラインナップされ、特に最後の『天守物語』では坂東玉三郎が約10年ぶりに富姫を演じることが話題となっています。
新橋演舞場の『朧の森に棲む鬼』は、観客に媚びないという点でも高く評価されており、歌舞伎の新たな可能性を示す作品として注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ffdb7bc1d44e64c43252cd07684cf5fc253bbd5b
『朧の森に棲む鬼』に寄せられたコメントは、演目の期待感や出演者のパフォーマンスについて多くの称賛が寄せられていました。
特に、松也さんの全力で挑む姿勢が印象的で、体力に驚かされたという意見がありました。
また、キャスティングについても高評価で、彌十郎さんや右近さんの演技が特に好評でした。
右近さんは女形のイメージを覆す演技を見せ、新しい一面を発見されたとのことです。
時蔵さんも女性ながらも男らしさを表現し、観客からの評価を得ていました。
さらに、染五郎さんの声やオーラも注目され、彼の演技が印象深かったというコメントもありました。
観劇後の感想として、演出に関しては歌舞伎らしさがやや欠けているとの意見もあり、新感線に寄りすぎではないかとの指摘もありました。
このように、全体的には楽しめたものの、歌舞伎としての独自性を求める声もあったことが印象的でした。
観劇を予定している人に向けては、終盤の重要な場面で双眼鏡を持参することが推奨されていました。
ネットコメントを一部抜粋
圧勝かどうかは分からないけど、好みでいうと「朧の森に棲む鬼」好きでした。
松也さん、全力で挑む姿が最高でした。
キャスティングも良く、彌十郎さんは北条時政を思い出させるキャラクターでした。
右近さんは女形のイメージが強かったけれど、ライの弟役を上手にこなしていました。
演出に関しては歌舞伎らしさがやや欠けているとの意見もありました。