米下院が政府閉鎖を回避するためのつなぎ予算案を可決。上院での承認後、バイデン大統領の署名を経て法律化される見込み。トランプ氏の影響で予算協議が難航。
要約すると米下院は20日、政府閉鎖を回避するためのつなぎ予算案を可決しました。
この予算案は、21日午前0時に迫る政府閉鎖を防ぐために必要な措置であり、次は上院がこの予算案を取り上げる必要があります。
予算案が上院を通過すれば、バイデン大統領のもとに送付され、署名を経て法律として成立することになります。
今回のつなぎ予算案は、政府の予算を2024年3月まで延長し、災害救援や農家への支援を含む内容ですが、トランプ次期米大統領が共和党議員に求めていた債務上限の停止は盛り込まれていません。
トランプ氏は、与野党で合意した当初の予算案に反対を表明し、その結果、予算協議は難航しました。
下院での可決に先立ち、連邦議会では共和党議員が24時間にわたり政府閉鎖を回避する方法を模索していましたが、トランプ氏の反対によって共和党は超党派の予算案を白紙化せざるを得ませんでした。
この動きに対して、民主党からは怒りの声が上がりました。
共和党主導の下院は19日に、トランプ氏の支持を受けた債務上限の2年停止を含む予算案の可決を試みましたが、これは失敗に終わりました。
この法案は、民主党だけでなく多数の共和党議員からも反対を受け、トランプ氏の影響力の限界を浮き彫りにしました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/42eed453082579fed714b4be1d850dbcbdaeb568