日本マイクロソフトがAIエージェントの導入を発表。自律性や目標指向を持つAIがビジネス変革を加速し、エージェントの活用が進むと予測。
執行役員の岡嵜禎氏は、生成AIのトレンドとして「エージェント化の加速」「マルチモーダルによる革新」「ビジネス活用への移行」の3点を挙げ、AIの進化が進む中で「エージェント」としての実装が重要になると強調しました。
AIエージェントは、自律性、目標指向、高度な推論の特徴を持ち、従来のAIチャットサービスとは異なり、独立して行動し、特定の目標に向けた計画を立てる能力があります。
これにより、AIを活用したサービスの範囲が拡大し、ビジネスの変化が加速すると予測されています。
岡嵜氏は、Microsoftが提供するエージェントの種類として、ビルトイン型、サードパーティー型、カスタマイズ型の3つを挙げ、共通インターフェース「Microsoft Copilot」を通じて活用するモデルを示しました。
特に、ビルトイン型エージェントは「Agents in Microsoft 365」として提供され、サードパーティー型エージェントはAdobeやSAPなどと連携して利用されます。
また、ノーコードやローコードでエージェントを構築できる「Copilot Studio」や、プロ向けの「Azure AI Foundry」も提供されています。
説明会では、AIエージェントが新入社員の受け入れ準備を自律的に行うデモも行われ、具体的なアクションプランが示されました。
将来的には、特定の専門知識を持つAIエージェントが連携して複雑なタスクを処理する「Society of Agents」への進化が期待されています。
岡嵜氏は、Microsoftが提供する多様な手段を通じて、企業のAIトランスフォーメーションを支援することを強調し、セキュリティやAIガバナンスにおける豊富な知見もアピールしました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/623cea5963f25a66c837ffa05e5842cd3a7d5d11