伊藤詩織さんの映画「Black Box Diaries」が米アカデミー賞のショートリストに選出され、性暴力と権力の関係を描く内容が注目されています。しかし、法的な問題も指摘されており、映画の公開には課題が残っています。
この映画は、性被害の告発を受けた後の伊藤さんの経験を描いており、性暴力サバイバーの視点から制作されています。
これまでにスイスのチューリッヒなどでの映画祭で高く評価され、海外でも注目を浴びています。
しかし、映画制作においては法的および倫理的な問題が指摘されています。
特に、伊藤さんの元代理人弁護士が、ホテルの防犯カメラ映像や警察官の無断撮影映像が使用されていることを問題視し、誓約違反を指摘しています。
これにより、性暴力に関する裁判での証言や協力が難しくなる懸念が示されています。
映画制作の動機について、伊藤さんは2015年に被害を受けた後、警察での屈辱的な経験を経て、自身の記録を残す必要性を感じたと語ります。
映画を通じて、性暴力と権力の乱用の関係を伝え、被害者に対する「被害者らしさ」の押し付けを変えたいと考えています。
また、映画上映後の観客との対話を通じて、性暴力が普遍的な問題であることを実感しています。
映画で使用された防犯カメラ映像はCG加工されており、社会的意義があるとされていますが、元代理人側からはさらなる対応が求められています。
映画の日本での公開は未定ですが、米アカデミー賞のノミネート選考は2025年1月に行われる予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4c71dc647e2c254668f107f316f34e6d957bcd75
伊藤詩織監督の映画がアカデミー賞のショートリストに選ばれたことに対するネットのコメントでは、映像の使用に関する法的な問題や、性被害者に対する社会的偏見について様々な意見が寄せられました。
多くのコメントでは、映像の公開が公共の福祉に貢献するかどうかが焦点となり、警察や政治家に対する批判も見受けられました。
特に、性被害者に対する偏見やセカンドレイプの問題が強調され、過去の事例を振り返る声もありました。
また、伊藤さん自身の行動について疑問を呈する意見もあり、彼女を支持する一方で、約束を守らない行動に対する失望の声もありました。
さらに、警察の権限や裁判の透明性についての懸念が示され、民主主義の原則に反する事例があったと指摘する意見もありました。
全体として、映像や音声の無断使用に対する疑問が多く、性犯罪の問題に対する社会の理解を深める必要性が訴えられていました。
ネットコメントを一部抜粋
使用するのが違反になる映像がどのようなものか見ないと何とも言えないと思いました。
この事件は不可解な点が多すぎていると思います。
バランスがとれた記事だと思いました。
映像・音声の無断使用には疑問を覚える一方、海外に避難せざるをえなかったような人の映画なので気になってしまいますね。
彼女を応援していたけれど自分を応援してくれた人達との約束を守れない人を支持できない。