奈良県がふるさと納税の返礼品に観光体験を追加し、全国最下位から脱却を目指す取り組みを発表しました。
具体的には、若草山焼きの特別観覧席や県内宿泊に使える旅行クーポンなど、体験型の返礼品を初めて設けました。
この施策は、税収が他の府県に流出している現状を打開し、寄付受け入れ額の拡大を図るためのものです。
総務省のデータによれば、5年度の寄付受け入れ額が最も多かったのは北海道で、1654億9600万円に対し、奈良県はわずか35億5700万円と最も少ない状況でした。
県では、ふるさと納税制度に伴う税収の流出が年々増加しており、5年度には6億6700万円のマイナスとなっています。
このため、奈良県は観光を含む約100品目の返礼品を順次追加することに決定しました。
体験型の返礼品には、来年1月25日に若草山焼きを楽しむための奈良公園バスターミナル屋上の観覧席(先着150人)や県内宿泊施設の宿泊券・食事券が含まれています。
さらに物品としては、奈良酒飲み比べセットや吉野杉ブックカバーなども新たに追加されます。
奈良県のふるさと納税は、文化振興や医療提供体制の充実、産業振興など多岐にわたる事業に活用されており、県内に住む人も寄付は可能ですが、返礼品は県外に住む個人に対してのみ贈呈されます。
山下真知事は、奈良では肉や魚を返礼品として設定することが難しかったが、観光を返礼品とすることで新たな可能性が広がると期待を寄せています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3bbf3ac98f933430f242d87829497d694a91ef4c
奈良県がふるさと納税の返礼品に観光体験を追加する取り組みについて、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、奈良が最下位だったことに驚く声や、地元に住んでいる人でも観光資源の魅力を十分に理解していないという意見がありました。
例えば、観光資源は豊富にあるものの、観光地としての認識が薄いとの指摘もありました。
また、特定の名物や観光体験を挙げるコメントもあり、地元の特産品や特典が観光客を引き寄せる可能性があるとの期待が寄せられていました。
しかし、一方で「奈良に旨いものがない」といった厳しい意見もあり、観光戦略の見直しが求められていることが伺えました。
全体的に、奈良県に対する愛着や応援の気持ちが感じられる一方で、観光地としての魅力を引き出すためには、より具体的な取り組みが必要だという声が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
え、最下位だったの…
観光資源はあるならではあるが、決して観光地とは言えない奈良。
地元の人でも、当たり前すぎて、解ってない場合がほとんど。
観光資源いっぱいあるのに。
無策と言わざるを得ない。
奈良に旨いもんなし!!!