福井の女子中学生殺害事件で再審開始が決定。日弁連が裁判所の判断を評価し、検察に異議申し立てをしないよう求める声明を発表。
要約すると福井市で1986年に発生した女子中学生殺害事件に関する再審が、名古屋高裁金沢支部によって10月23日に開始されることが決定された。
この事件では、前川彰司さんが殺人罪で服役しており、彼は一貫して無罪を主張してきた。
最初の裁判では1990年に無罪判決が下されたが、その後1995年に逆転有罪判決が確定し、最高裁での判決も支持された。
前川さんは2004年に第1次再審請求を行い、2011年には再審開始が決定されたが、2013年には再審異議審によってその決定が取り消され、再び不服申し立てが維持された。
今回の第2次再審請求は2022年に行われ、新たな鑑定や287点の証拠が開示されたことが判断材料となった。
日弁連はこの再審開始決定を評価し、検察官に対して異議申し立てを行わないよう求める声明を発表した。
声明では、裁判所の積極的な訴訟指揮と証拠開示の重要性が強調され、前川さんが再審公判を受けられない現状に対しても問題提起がなされた。
日弁連は、再審法の改正を目指し、前川さんの支援を続ける意向を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d7d58d68382e1ee2b03c13116342a9f64625391a