イスラエル軍がヒズボラ指導者の後継者を殺害したと発表。中東情勢の緊張が高まる中、ヒズボラの反応や影響が懸念されています。
要約するとイスラエル軍は22日、レバノンのシーア派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師の後継者とされるハシェム・サフィエディン師が、約3週間前の空爆で殺害されたと発表しました。
イスラエル軍によると、サフィエディン師は今月4日にベイルートのヒズボラ情報本部を空爆した際に、同本部の司令官と共に死亡したとされています。
しかし、ヒズボラはサフィエディン師の死を認めていません。
サフィエディン師はナスララ師のいとこであり、イランで宗教学を学び、ヒズボラ内で重要な役割を果たしてきました。
彼は、長年にわたりイスラエルへのテロ攻撃を指揮してきたとされ、2017年にはアメリカとサウジアラビアによって「グローバルテロリスト」に指定されました。
ナスララ師は9月27日にイスラエル軍の空爆で死亡し、サフィエディン師はその後の演説で、指導者が殉教する際には新たな指導者が引き継ぐと語っていました。
イスラエルとヒズボラは、パレスチナのガザ地区での戦争を背景に、国境を挟んだ敵対行動を続けており、最近の対ヒズボラ地上作戦では多くの死傷者が出ています。
レバノン保健省によると、過去1年間で2464人以上のレバノン人が殺害され、1万2000人以上が負傷しています。
ヒズボラは同時期にイスラエルを攻撃しており、国際的な緊張が高まる中で、中東情勢はますます不安定になっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e892bc7a77dce87017c1b3479c0eeb1189db1312