JR東海と積水化学がペロブスカイト太陽電池を新幹線の防音壁に導入。再生可能エネルギーの生成を目指し、2025年から実証実験を開始します。
要約するとJR東海と積水化学工業は、ペロブスカイト太陽電池を搭載した新幹線の防音壁の開発に向けて共同開発契約を結び、試作品を完成させました。
この防音壁への太陽電池の適用は国内外で初めての試みとされ、日当たりの良い場所に設置することで再生可能エネルギーを生成することが期待されています。
発電した電気は、東海道新幹線の駅の照明などに利用される予定です。
実証実験は2025年1月から愛知県小牧市のJR東海の小牧研究施設で始まる予定で、実用化に向けた検討が進められています。
防音壁は長寿命であるため、太陽電池部分のみを取り替えることができるよう、ガイドレールを設置し、ペロブスカイト太陽電池を下から差し込む方式を採用しています。
この方式に関しては特許も出願されています。
今後は、列車の通過による振動や風圧を考慮した試験を行い、鉄道環境に耐えられる構造や発電性能への影響を検証する予定です。
これにより、環境に優しいエネルギー供給の実現に向けた一歩となることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2e6a87d4c42d33dbb56dc77640ddc108b31343e9