2024年の「今年の漢字」は「金」。オリンピックや大谷選手の活躍を反映しつつ、裏金問題などの影もある。
要約すると2024年も終わりに近づく中、毎年恒例の「今年の漢字」が発表されました。
日本漢字能力検定協会が選んだ今年の漢字は「金(きん)」で、これは過去5回目の選出となります。
「金」と選ばれた背景には、東京2020オリンピックでの金メダルラッシュや、大谷翔平選手の活躍、佐渡金山の世界遺産登録、新紙幣の発行など、ポジティブな出来事が影響しています。
しかし、同時に「金」には政治家の裏金問題や物価高騰といったネガティブな側面も含まれています。
清水寺の森清範貫主は「金」を揮毫することに飽きているかもしれないと述べています。
また、2位以下には「災」「翔」「震」「新」などが続き、特に「災」は自然災害や社会問題を反映していると考えられます。
さらに、政財界の要人たちも自身の「一文字」を発表しました。
石破茂首相は「謙(けん)」を選び、謙虚さの重要性を強調しました。
一方、経団連の十倉雅和会長は「論(ろん)」を選び、世論が揺れ動く中での議論の重要性を訴えました。
特に「分(ぶん)」は対立や分断を連想させるため、選ばれなかったことが注目されます。
今年の漢字は、さまざまな側面を反映し、良い面と悪い面が凝縮された言葉として、2024年を象徴するものとなりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/70fefac84d5409023ebb89f560d4dfaaff691567