羽田空港での海保機とJAL機の衝突事故について、運輸安全委員会が経過報告を発表。事故原因は誤認や認識不足に起因し、詳細調査を進める方針。
この事故は、海保機MA722(ボンバルディアDHC-8-Q300型機)がJALの札幌発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機)と衝突し、海保機が炎上したもので、乗員6人のうち5人が亡くなりました。
一方、JL516便には367人の乗客と12人の乗員が搭乗していましたが、全員が無事に脱出しました。
報告書によれば、事故の要因として、海保機が管制官から滑走路への進入許可を得たと誤認していたこと、管制所が海保機の進入を認識していなかったこと、JAL機が衝突寸前まで海保機を認識していなかったことが挙げられています。
特に、海保機の機長は管制官からの指示を誤解し、離陸順位を優先されたと認識していたことが問題視されています。
また、事故当日は日没後で視界が悪く、海保機はC滑走路に進入する際に多くの要因が重なり衝突に至ったと分析されています。
JTSBは今後、事故の詳細な調査を進める方針ですが、最終報告書の公表時期については未定であるとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/841c099e741e32bd018a948d5491ca8e381a5582
羽田空港で発生した海保機とJAL機の衝突事故に関するネット上のコメントでは、事故の原因や責任について多様な見解が示されました。
多くのコメントでは、夜間の視認性の低さが指摘され、特に日航機が海保機に気づくのが着陸後であったため、日航機に責任を問うのは無理があるとの意見が多く見受けられました。
また、管制塔の役割についても言及があり、管制塔が両機の状況を把握し、事故を未然に防ぐべきだったとの指摘がありました。
さらに、ヒューマンエラーやコミュニケーションの齟齬が事故の要因として挙げられ、音声だけでなく他の物理的なミス防止策が必要だとの意見もありました。
事故が発生するまでの一連のエラーが繋がり、最終的にアクシデントに至ったとの見解もあり、航空業界における厳しいシステムの必要性が強調されました。
技術の進歩に伴い、AIを活用したミス防止システムの導入が急がれるとの意見もあり、例えば、待機位置からはみ出した場合に警告音が鳴る仕組みが求められました。
また、管制官の視認性や指示の復唱確認についても疑問が呈され、今後の改善が期待されるとの声がありました。
事故の責任については、海保機の初歩的なミスや訓練不足が問題視され、組織全体の体制や教育の見直しが必要だとの意見もありました。
総じて、事故から学び、今後の安全対策を強化する必要性が強調されたコメントが多かったです。
ネットコメントを一部抜粋
なぜか日航機側を責めるコメントがありますが
どちらにしても相互の意思疎通に伴う齟齬で生じた痛ましい事故ですよね。
色々なエラーが繋がっていき最後にはアクシデントに繋がる。
いくら復唱していても、人間のやることだからミス、勘違い、失念などのヒューマンエラーは起こってしまう。
主犯は管制官だと思っています。