日産のe-POWERは、高速道路での燃費が悪く、エンジン直結モードがないため効率が低下。解決策として直結モードの導入が提案されています。
特にアメリカでは、120km/h以上の速度域で走行する際、e-POWERはエンジンのパワーのみで走行する傾向が強く、燃費が劣化します。
これは、e-POWERがエンジンとモーターの複合駆動方式であるにもかかわらず、高速域ではエンジン直結モードが存在しないためです。
具体的には、日産のローグ（日本名エクストレイル）の燃費は、120km/hで13.2km/Lと良好ですが、e-POWERにすると10％以上燃費が低下する可能性があります。
これは、e-POWERが発電機を介してモーターを駆動するため、熱効率が落ちるからです。
対照的に、トヨタやホンダのハイブリッドは、高速道路での走行時にエンジンの力を直接車軸に伝える直結モードを持っています。
これにより、燃費が向上する仕組みです。
日産はこの問題を認識しており、解決策として直結モードの導入が提案されています。
日産がe-POWERにこだわる理由は、他のハイブリッドシステムに対抗するための戦略的な選択であるものの、現時点ではその限界が明らかになっています。
今後の技術革新によって、e-POWERの高速燃費問題が解決されることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/baf52e24afb615fa645286ea90fa1f31c71699c1
日産e-POWERに関するコメントでは、高速走行時の燃費問題が多くのユーザーから指摘されていました。
特に、バッテリーの性能やモーターの特性が影響し、高速域での燃費が悪化する傾向があることが懸念されていました。
また、トヨタやホンダのハイブリッドシステムと比較して、コストパフォーマンスや技術的なアプローチにおいて課題があるとの意見もありました。
具体的には、e-POWERは街中走行に適した設計であるため、高速走行を重視する市場に対しては見直しが必要との声が上がっていました。
さらに、日産が直結モードを搭載しなかったことは、経営的な制約からくる戦略的失策だとの意見もありました。
ユーザーの多くは、価格と使い勝手を重視しているため、燃費の良さだけでなく、全体的なコストパフォーマンスが求められているようです。
また、国内市場向けに現行の仕様を維持することが望ましいとの意見もあり、特に高速走行が少ない日本のユーザーには、現行のe-POWERが適しているとの見解もありました。
全体として、e-POWERの技術的な特性や市場戦略について、より柔軟な対応が求められていることが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
アクアほどでは無いけど小さいバッテリーに高トルクのモーターだから出だしが駿足だけどバッテリーがすぐ息切れ。
e-POWERが安いという記載がありましたが本当でしょうか。
e-POWERは街中走行を前提としたコストパフォーマンス重視の設計。
日産がe-POWERに直結モードを搭載しなかったことは、大きな戦略的失策と言えるでしょう。
日産のシリーズハイブリッドが、機関効率ではトヨタなどのパラレルハイブリッドに劣るのは当たり前のこと。