AI検索エンジン「パープレキシティ」が著作権侵害で訴えられつつも、80億ドルを目指す資金調達を進めています。メディアとの緊張関係が浮き彫りになっています。
CEOのアラヴィンド・スリニヴァスは、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などのメディアからの著作権侵害の申し立てに反論しました。
特に、親会社ニューズ・コープから訴えられたことが注目されています。
パープレキシティは、グーグルに対抗するスタートアップとして、今年中に大規模な資金調達を目指しており、5億ドル(約750億円)の調達を進めています。
これに成功すれば、同社の評価額は80億ドル(約1兆2000億円)に達する見込みです。
これは、今年夏の評価額30億ドル(約4500億円)から大幅な増加となります。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)からはコンテンツの使用停止を求められ、続いてWSJやニューヨーク・ポストの親会社による訴訟が起こり、メディア企業とAIスタートアップの間の緊張が高まっています。
パープレキシティは、2022年にスリニヴァスらによって設立され、AIを活用した検索エンジンとして急成長を遂げています。
現在、同社はサブスクリプションモデルで収益を上げており、広告販売も計画中です。
年間売上高は5000万ドル(約75億円)で、毎日1500万件の検索を処理しています。
著名な投資家やエヌビディアなどからの支援を受け、資金調達を重ねる中で、企業の成長とメディアとの摩擦がどのように進展するのか、今後の動向が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3bd8257e9f169f77dd95e19e9beb52ab4b1fcd9f