ロマン・ポランスキー監督が51年前の未成年者への性的暴行事件で被害者と合意。訴訟は終了したが、具体的な合意内容は不明。
要約するとフランスの映画監督ロマン・ポランスキー氏(91)が、51年前に未成年者に対する性的暴行の容疑で訴えられた事件に関して、被害者側と合意に達したことが報じられた。
具体的には、昨年6月に訴訟を提起した女性が、1973年にロサンゼルスのポランスキー氏の自宅で、当時16歳だった自分に酒を飲ませて性的暴行を加えられたと主張していた。
この訴訟は来年8月に裁判が予定されていたが、合意により終了した。
原告側の弁護士であるグロリア・オルレッド氏は、両者が満足する合意に至ったと述べ、訴訟を取り下げる書類を提出した。
ポランスキー氏の弁護士も、夏に合意が成立したと確認しているが、合意の具体的な内容は公表されていない。
また、ロサンゼルス警察局はポランスキー氏が1975年に別の少女に対してセクハラをした疑いについても調査したが、検察が控訴時効が過ぎたため起訴しないとの判断を下した。
ポランスキー氏は、1977年に13歳の少女をレイプした容疑で逮捕され、有罪を認めたが、減刑交渉が受け入れられず、裁判中に海外に逃亡。
その後も欧州で活動を続け、2002年には映画『ピアニスト』でアカデミー賞を受賞したが、逮捕を懸念し授賞式には出席しなかった。
アカデミーは2018年に彼の会員資格を永久剥奪しており、フランスでも性的暴行の疑惑があるが、法廷に立ったことはない。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/019f30a8041da280c83d35d54220e253ed321ef4