スズキのRE5は、唯一のロータリーエンジン搭載バイクで、開発には多大な努力が注がれた。市場では苦戦したが、技術的成果は後のモデルに活かされた。
スズキは1970年にNSU/ヴァンケルとのライセンス契約を結び、約4年の開発期間を経て、1974年に市販を開始した。
RE5は、外観デザインを著名なイタリアのデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが手掛け、当時の東京モーターショーで大きな注目を集めた。
アメリカ市場では2475ドルという価格で販売され、約2万台の受注見込みが立ったが、1973年の第一次オイルショックが影響し、燃費に対する懸念が高まったことで、RE5は市場で苦戦を強いられた。
最終的に生産台数は約6000台に留まり、日本では販売されなかったものの、RE5で培った技術は後のモデルに活かされることとなった。
スズキはロータリーエンジンに関する特許も取得しており、RE5は単なる失敗作ではなく、重要な技術的成果を残したバイクであると言える。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/529d03054cac4294e405e49f4a8af76c66e8f103
スズキRE5に関するコメントは、主にロータリーエンジンの特性や市場での位置づけについての意見が多く寄せられました。
まず、2ストロークエンジンの性能が十分であったため、技術的に難しいロータリーエンジンを選ぶメリットが少なかったという意見がありました。
特に、バイクにおいては音や振動が重要視されるため、スムーズさを求めるロータリーエンジンが支持を得られるか疑問視されていました。
次に、スズキが唯一量産に成功したものの、ホンダやカワサキ、ヤマハも開発を進めていたことが言及され、特にヤマハは市販寸前まで行っていたというエピソードが印象的でした。
さらに、YouTubeの動画を見た方からは、エンジン音が期待外れであり、2ストローク車の方が魅力的に感じたというコメントもありました。
また、かつて浜松で行われたスズキのイベントでの思い出が共有され、参加者がその光景を懐かしむ様子が見受けられました。
最後に、スズキがロータリーエンジンを搭載したスイフトのような車を出すことに期待を寄せる意見もあり、話題性についての関心が示されていました。