ここ2週間のオーストラリア・ドルは対円で小幅上昇。米国のインフレ指標が影響し、豪州の雇用統計も好調で利下げ観測が後退したことが要因です。
要約するとここ2週間のオーストラリア・ドル(豪ドル)は対円で小幅に上昇しました。
この動きは、10月10日と11日に発表された米国の9月消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が影響を与えています。
これらの指標の発表により、インフレ警戒感が後退し、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測が強まりました。
その結果、米国株が上昇し、円安米ドル高が進行。
これに伴い、豪ドルも対円で上昇しました。
しかし、その後一時的に豪ドルは対円で弱含む局面が見られました。
特に、17日に発表された豪州の9月雇用統計が市場予想を上回ったことが影響し、豪州の早期利下げ観測が後退したため、豪ドルは再び上昇傾向を示しました。
さらに、ここ2週間の豪州3年国債利回りも上昇しています。
これは、米国のCPIとPPIの発表後に11月のFOMCでの追加利下げ観測が強まったことから、米国株が上昇し、米国国債利回りが上昇したことに連動しています。
また、豪州の9月雇用統計の結果も影響し、豪州の早期利下げ観測が後退したことで、豪州3年国債利回りの上昇が続いています。
このように、豪ドルの動向は米国の経済指標や豪州の雇用統計に密接に関連しており、今後の市場動向に注目が集まっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/62fc711e0039dbdb22e197c956900169722cd076