三重県大紀町では南海トラフ地震に備え、高齢者を守るための高台移住計画が進行中。しかし、高齢化が進む中で避難の難しさが課題となっている。
この地域は高齢化が進んでおり、特に後期高齢者が人口の約3分の1を占めています。
地震発生から約8分後には最大16メートルの津波が到達する可能性があり、住民の避難が急務となっています。
大紀町では、津波避難所としての高台整備や避難タワーの建設が行われていますが、高齢者にとって高台への移動は容易ではなく、実際に避難できるか不安を抱える声が多く聞かれます。
地元の高齢者たちは、過去の経験から備蓄品を用意するなどの対策を講じていますが、避難時の身体的な負担に対する懸念が強いです。
町の副町長は、実際に高齢者が避難タワーや高台に駆け上がることが難しい現実を指摘し、さらなる対策が必要であることを訴えています。
このように、大紀町では高齢者を守るための取り組みが進められていますが、実際の避難行動に対する課題も残されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/56f0d9f3c93f0c20806212139c852079e98d0786
大紀町の高齢者支援策に関するコメントでは、過去の震災の教訓が多くの人々に影響を与えていることが明らかになりました。
特に、東日本大震災の際に、津波の恐ろしさを軽視していた住民が多かったことが指摘され、同様の事態が南海トラフ地震においても繰り返される可能性があると懸念されていました。
高齢者が住み慣れた場所を離れることに対して強い抵抗感を示す意見が多く、移住を強制することが難しい現実が浮き彫りになりました。
さらに、防潮堤の建設に巨額の費用をかけるよりも、高台への移転が安全であるとの意見もありましたが、実際には高齢者の意向を尊重する必要があるため、簡単には進まないという課題が残っていました。
住み続けたいという気持ちが強い高齢者に対して、若い世代が犠牲になることは許されないとの意見もあり、地域の安全を考える上での難しさが語られていました。
最終的には、自己責任の意識を持つことが重要だとの声もあり、地域全体での防災意識の向上が求められていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
過去の震災津波の被害が無かった住民達は、津波の恐ろしさを軽視していた。
高台へ町ごと移住する方が安全性は遥かに高い。
住み慣れてるからと反対する方が多かった。
長生きしたからこそ、失われた若い子の命は戻らないことを肝に銘ずるべき。
抵抗があるなら津波来たら死ぬしかないとの意見もあった。