中室牧子氏の新著が、習慣形成の科学的根拠を解説。金銭的インセンティブが継続行動に与える影響を実験で検証し、良い習慣を育むためのヒントを提供。
要約すると中室牧子氏の著書『科学的根拠（エビデンス）で子育て』が、習慣形成の方法に関する新たな知見を提供している。
特に、勉強やダイエット、スポーツジム通いなど、継続が難しい活動に対する「三日坊主」の克服法が注目されている。
記事では、大学生を対象にした実験が紹介されており、金銭的インセンティブが習慣化に与える影響が明らかにされている。
具体的には、大学生を3つのグループに分け、スポーツジムに通うことで報酬を得られる条件を設定したところ、特に報酬が段階的に与えられるグループが、実験終了後もジム通いを続ける傾向が見られた。
これは、初期の抵抗感を和らげ、継続的な行動を促進するための重要な要素であることを示している。
また、金銭的インセンティブは、内的な動機づけを持たない人々に対して特に効果的であることが強調されている。
さらに、外的な報酬が内的な動機づけを損なう可能性も指摘されており、習慣形成には注意が必要である。
これらの知見は、育児や教育に携わる人々にとって、子どもたちの良い習慣を育むための具体的な指針となるだろう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/52f0e49ed65b42b4c7851834239c68a9f32f8736