エルメスのアートディレクターが「高い」と「高価」の違いを解説。高級バッグの価格は手作りの品質と希少性に由来し、顧客は数年待つことも。
エルメスは186年の歴史を持つブランドで、特に「バーキン」や「ケリー」といったハンドバッグが有名で、価格は最低でも1万ドル(約155万円)から始まる。
デュマによると、「高い」とは「本来提供すべきものを提供していない製品」であり、顧客が大金を支払うことに対して裏切られることを意味する。
逆に「高価」とは、細心の注意を払って高品質の製品が作られていることを示している。
エルメスのバッグは一つ一つ手縫いされ、熟練した職人たちによって作られるため、製品の完成に必要な限られた資源と時間が価格に反映されている。
エルメスの顧客は、時には数年待ってまでバッグを手に入れることになるが、これはブランドの希少性と高品質を強調する戦略でもある。
コンサルティング会社マッキンゼーのシニア・アドバイザー、マーティン・ロールは、エルメスのブランド・アイデンティティーはその希少性に基づいており、ブランドの寿命や経済サイクルへの耐性にとって重要であると述べている。
特に中国市場における需要の低迷が高級品業界に影響を与えている中、エルメスは供給過剰のリスクを理解し、家族経営のブランドであることが有利に働いていると彼は付け加えた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9c4dbcabef8fa4f927a68ef830d088816df7fd2f
エルメスのバッグが高価である理由について、コメントでは主に厳選された素材や一流の職人による製作が強調されていました。
多くの人が、ブランド価値が価格に大きく影響していると感じており、エルメスのバッグはそのブランドの象徴であるため、価格が高くなるのは当然だと考えていました。
また、エルメスで働いていた職人の意見として、同じ材料や品質で製作した場合でも、エルメスのブランド名がないと同じ価格では売れないという点が挙げられていました。
これは、ブランドの歴史や格が価格に反映されていることを示しています。
さらに、厳選された素材や職人の賃金が高くても、広告費やテナント費用などが加わるため、最終的な価格が高くなると指摘するコメントもありました。
これに対して、ブランド品を買う人がいるのは、ブランドの魅力やステータスを求めるからだという意見もありました。
一方で、過去にはブランド品に憧れて購入した経験があるものの、今は実用性やコストパフォーマンスを重視するようになったという声もありました。
実際に高額なバッグを持つことが滑稽に感じるようになったという意見や、円安の影響で国産ブランドに目を向けるようになったというコメントも見受けられました。
最終的には、エルメスのバッグは「高嶺の花」として一般庶民には手が届きにくい存在であることが共通の認識としてありました。
ネットコメントを一部抜粋
「高い」とはその物が持っている価値よりも金額が高く設定されている物。
やっぱり分相応ってのがあって歳をとるとわかる。
お金持ちなら高価で数年待ちでもゆっくり待てるんじゃないかな?
ブランド品というのは「高い」のが当たり前。
私が持っているガムケース30000円、鉛筆10000円は変わった物だ。