歌舞伎座で坂東巳之助と中村米吉が「寿曽我対面」を初演し、力強い演技で祝祭ムードを盛り上げました。
要約すると2023年1月2日、東京・歌舞伎座で「壽 初春大歌舞伎」の昼の部「寿曽我対面」が初日を迎え、歌舞伎俳優の坂東巳之助と中村米吉が出演しました。
この演目は、鎌倉時代に実際に起きた曽我兄弟の仇討ちの物語を描いたもので、江戸歌舞伎の伝統的な祝祭劇として広く親しまれています。
物語は、源頼朝の重臣である工藤祐経の館で行われる祝宴に、曽我兄弟が登場するシーンから始まります。
小林朝比奈の手引きで、曽我十郎(中村米吉)と曽我五郎(坂東巳之助)が対面を果たし、五郎が父の仇である工藤に詰め寄る緊迫した展開が繰り広げられます。
巳之助は1989年生まれの年男であり、五郎役を演じることが期待されていました。
一方、米吉は女形としての成長が著しく、初役で十郎を演じました。
彼らは、同世代の坂東新悟や尾上右近と共に、初春の歌舞伎座で新たな挑戦を果たしました。
公演が始まると、米吉の十郎の登場に続いて巳之助の五郎が現れ、場内は大きな拍手に包まれました。
五郎の力強い声が歌舞伎座に響き渡り、初春にふさわしい活気ある雰囲気が演出されました。
この公演は、歌舞伎ファンにとって特別な意味を持つものであり、二人の演技が今後の活躍に期待を寄せるものとなりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d83e7abd09482f4398d164ac13cefd4a0a785cd2