日系人強制収容に抗議したエンドウさんが大統領勲章を受賞。彼女の活動が多くの日系米国人の生活再建に寄与したことが評価されました。
この授与は、エンドウさんが多くの日系米国人の帰郷と生活再建に寄与したことを評価したものです。
エンドウさんは1920年にカリフォルニア州で生まれ、地元の行政機関で働いていましたが、1941年の真珠湾攻撃を受けて日米が開戦した後、日系人であるために解雇され、強制収容所に送られました。
彼女はその不当な扱いに異議を唱え、法的手段に訴えた結果、日系人の解放への道を開く重要な最高裁判決を勝ち取りました。
収容所を出た後は、中西部のシカゴで生活を再建し、2006年にがんで亡くなるまで、日系人の権利擁護に尽力しました。
エンドウさんの功績は、日系人コミュニティだけでなく、アメリカ全体における人権の重要性を再認識させるものとなっています。
今回の勲章授与は、彼女の勇気と献身を称えるとともに、歴史的な不正に対する認識を深める意味を持つものです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6ee9bda773b6717a6bc1cb4c33a50fd4a0c7962e
日系人強制収容の不当性を訴えたエンドウさんが大統領勲章を受け取ったニュースに対して、多くのネットコメントが寄せられました。
コメントの中では、エンドウさんの受賞を喜ぶ声がある一方で、アメリカの歴史における人種差別や、特に日系人に対する扱いについての厳しい批判が目立ちました。
具体的には、戦時中にドイツ系やイタリア系が野放しにされる一方で、日系人だけが強制収容されたことが強調され、ルーズベルト大統領の行動が人種差別主義者として非難されました。
また、戦後80年経った今でも日本がアメリカの占領下にいることを憂慮する意見もあり、他の国々が解放されている中で日本だけが自由を得られない現状に対する不満が表明されていました。
さらに、エンドウさんの叙勲がバイデン大統領の支持率向上を狙った政治的な動きであるとの見方もあり、政治的背景が影響しているとの指摘がありました。
バイデン大統領が日系人収容所について謝罪したことも取り上げられ、謝罪の重みについての議論が交わされましたが、同時に原爆投下に対する謝罪がないことへの疑問も呈されました。
このように、エンドウさんの受賞を契機に、アメリカの歴史や日米関係についての様々な意見が交わされました。
ネットコメントを一部抜粋
忘れてはいけない。
戦後８０年、米国は日本占領、主権剥奪自由が無い国。
亡くなってから１８年後の今に叙勲するのは、民主党の支持率が相当悪化しているから。
バイデンさんは日系人収容所の事で謝罪もしていた。
勲章はあげるけど、国として原爆で日本人を大量虐殺したことは断罪しないんだ。