1980年代の魔改造メルセデス・ベンツ「500SEC」がオークションに出品。ガルウイング式ドアを搭載し、現在の市場価格は5730万~6540万円。特異なカスタマイズ文化を反映。
要約すると2024年11月23日、ミュンヘンで開催されたRMサザビーズのオークションにおいて、1980年代に魔改造されたメルセデス・ベンツ「500SEC」が出品され、特に注目を集めた。
このモデルは、ガルウイング式ドアを搭載しており、現在の市場価格は35万ユーロから40万ユーロ(約5730万円から6540万円)に達している。
1980年代のヨーロッパでは、個性的で目立つカスタマイズが流行しており、特にドイツでは多くのコーチビルダーが登場した。
中でも「ケーニッヒスペシャルズ」や「ABC」、「ゲンバラ」などが知られており、裕福な顧客のニーズに応じたカスタム車両の製作を行っていた。
スタイリング・ガレージ(SGS)は、特にメルセデス・ベンツのW126およびC126シリーズの改造を得意としており、顧客には中東のシェイクや西欧のセレブリティが名を連ねていた。
500SEC ガルウイングは、1984年に改造され、1950年代の名作「300SL ガルウイング」にインスパイアされたデザインが特徴である。
この改造には、単にドアを変更するだけでなく、ルーフやシルの強化も行われ、当時の標準価格を大きく上回るコストがかかっていた。
これにより、500SEC ガルウイングは、1980年代の豪華で派手なカスタム文化を象徴する存在となっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/19e469c93f234e8d0673584278c2928e44121acd