VRMファイル形式がKhronosと連携し国際標準化へ。これによりメタバース業界での認知度向上とサービス増加が期待される。
要約すると日本発の3Dアバター用ファイル形式「VRM」を開発しているVRMコンソーシアムは、2023年10月24日に米国のKhronosグループとの連携を発表しました。
Khronosは、3Dコンテンツ向けのフォーマット「glTF」を開発した団体で、今回の提携によりVRMの国際標準化を目指すことになります。
VRMは2018年に誕生し、人型キャラクターやアバターに特化したファイル形式であり、VRコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」や、3Dキャラクター制作ソフト「VRoid Studio」、メタバースプラットフォーム「cluster」などで利用されています。
VRMコンソーシアムとKhronosは1月から情報共有を開始し、現在はVRMの機能をglTFの公式拡張機能「Ratified Khronos Extensions」への統合を進めています。
glTFは高い拡張性を持ち、Khronosに承認された拡張機能は多くのプロダクトで採用されています。
VRMがglTF仕様として承認されることで、国内外での認知度が向上し、VRMに対応するサービスの増加が期待されます。
また、glTF 2.0は国際規格に対応しており、VRMがRatified Khronos Extensionsに統合されることで、VRMがISO/IEC規格として国際的に認知される可能性も開かれます。
この動きは、VRMの長期的な規格の継続性と安定性をもたらすとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2f46699cba656aa33490a1fd5d1ecb892324fb20