2025年の家電量販店の現状を分析。ケーズHDは増収増益、上新電機は減収、ノジマはVAIOを買収し業績好調。各社の今後に注目。
ケーズHDはアフターコロナの影響で減収から回復し、25年3月期上期の決算では売上高3714億2000万円、営業利益118億5300万円と増収増益を達成しました。
特に、携帯電話やエアコン、理美容・健康器具の販売が好調でしたが、冷蔵庫や洗濯機など一部商品の前年割れが課題です。
上期の業績回復には、これら商品の復活が鍵となると考えられています。
一方、上新電機は阪神タイガースの優勝セールの影響で減収減益となり、売上高1919億8600万円、営業利益18億3800万円と厳しい結果に。
特に、前年のセールによるハードルが高く、ネット販売は前期並みの実績を維持するも、リアル店舗での販売が苦戦しました。
ノジマはVAIOを買収し、M&Aを加速させています。
25年3月期上期の決算では売上高3931億600万円、営業利益199億6800万円と過去最高を更新。
特にデジタル家電専門店やキャリアショップが好調で、VAIOの買収が今後の業績にどのように影響するかが注目されています。
全体的に、各社の業績は異なる状況にありますが、今後の動向が期待されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f2f68c40348a46575d4f82fcd2579652debcee71
2025年の家電量販店業績に関するコメントでは、各社の戦略や市場の動向が広く語られていました。
特に注目されたのは、ノジマの地域密着型の経営方針や、店舗スタッフの育成に力を入れている点です。
ノジマは、ショッピングモールとの連携や、携帯キャリアショップの専門性を高めることで、他社との差別化を図っていました。
また、早期からの海外展開も評価されており、ベトナムやカンボジアへの投資が功を奏している様子が伺えました。
一方で、ネットショッピングの普及により、量販店はショールーム化が進んでいるとの意見もありました。
大型家電を除けば、消費者はネットで価格や仕様を比較し、実際に店舗で確認してから購入する傾向が強まっているようです。
これにより、量販店はその役割を見直さざるを得ない状況にあると感じられました。
また、価格に関するコメントも多く、特にケーズデンキやジョーシンの価格設定に疑問を持つ声がありました。
逆に、上新電機が生き残っていることに驚く意見も見られ、他の小売業者と比較しての競争の厳しさが浮き彫りになっていました。
さらに、ヤマダ電機の店舗が閑散としていることに対する疑問や、経営状態に関する懸念の声もあったことから、業界全体の動向に対する関心が高いことが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
自社が得意とする地域やショッピングモール内での地盤固めが重要だった。
ノジマが利益を上げている要因として、ターゲット層に合った店舗運営が挙げられた。
ネットで価格仕様を比較して、店頭で触ってからネットで買うのが定着していた。
ヤマダデンキの店内は常にガラガラだったとの意見があった。
上新電機がここまで生き残るとは驚きだった。