ブルーエゴナクがカフカの「変身」を舞台化。東京・福岡で公演予定で、出演は小関鈴音、望月綾乃、青木裕基。家族の異質なものへの怯えを描く作品。
要約するとブルーエゴナクが上演する舞台「変身」は、フランツ・カフカの名作を基にした作品で、2025年1月17日から19日まで東京の森下スタジオ Cスタジオ、3月7日から9日まで福岡のJ:COM北九州芸術劇場 小劇場で行われる。
演出は穴迫信一が担当し、昨年6月に岩手県宮古市で初演された。
この公演には、小関鈴音、望月綾乃、青木裕基の3名が出演する。
穴迫は「本公演では大きな改変を加えず、クラシックな上演を目指しつつ、グレーゴルが“甲虫になる”のではなく“甲虫として扱われる”という視点から、極めて現実的な進行の中で誰しもが決して他人事ではない『異質なものへの怯え』を描きます」と語っている。
カフカのドライな文体と、穴迫自身の作品スタイルとの親和性を感じたことが本作を選んだ理由の一つであり、彼は「不条理文学と呼ばれる『変身』は、人間が虫になるという一点を除けば、すべてが現実的に描かれています。
登場人物の行動には不可解さはなく、そこに異様さが存在します」と述べている。
特に、家族がグレーゴルの変貌を受け入れられない様子や、彼に意識が残っているという認識のズレが、家族の「怯え」や排除性を浮き彫りにする。
福岡公演のチケットは、1月21日10:00から一般販売が開始される。
U-30・U-22料金や高校生以下料金も用意されており、若い世代にも観劇の機会を提供している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2250f6d4e33536c428d95007cabe096b71291076