オーストラリアの研究者がサイボーグ昆虫を用いた捜索救助隊を構想中。災害時に迅速な救助活動が期待される。
この技術の背後には、学生ラクラン・フィッツジェラルド氏のアイデアがあり、彼はサイボーグ昆虫を用いた捜索救助隊の設立を目指しています。
研究の一環として、フィッツジェラルド氏はオーストラリア原産の巨大ゴキブリやゴミムシダマシに制御用のパックパックを取り付け、彼らの動きを操作可能にしています。
彼は、地震や爆撃などの災害時に人間が安全に現場に入れない場合でも、これらのサイボーグ昆虫を使って迅速に被災地での活動を行い、生存者を見つけ出すことができると考えています。
従来のロボットに比べ、昆虫は適応性が高く、複雑な環境下でも有効に機能する可能性があります。
フィッツジェラルド氏は、サイボーグ昆虫が命を救うための薬を届ける役割も果たせると述べていますが、まずは昆虫の動きを正確に制御する技術を確立する必要があると認識しています。
さらに、カリフォルニア工科大学ではクラゲを用いた類似の研究も行われており、倫理的な議論も巻き起こっています。
虫の福祉に関する懸念は理解されつつも、フィッツジェラルド氏はこの技術がもたらす命を救う可能性が、それに伴うためらいを上回ると訴えています。
将来的には、サイボーグ昆虫が実際に人命を救う場面が見られるかもしれません。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7295792983ae50f41f1c4cad5fce078b0d4c0cb2
サイボーグ昆虫が救助活動に役立つというニュースに対するコメントは、技術の進歩に対する期待感と同時に、懸念の声も多く寄せられました。
多くの人が、昆虫を用いた救助活動が実現すれば、災害現場での効率的な支援が可能になると考えていましたが、一方でその技術が軍事利用されるのではないかという不安も広がっていました。
また、昆虫の福祉について触れるコメントもあり、昆虫を生き物として扱うことに対する意識が伺えました。
さらに、サイボーグ昆虫の見た目や種類に関する意見もあり、特にゴキブリという選択に対して驚きや嫌悪感を示す声が多かったです。
全体として、技術革新に対する興味と、それに伴う倫理的な問題についての深い考察が見られました。