スペースXは次回のスターシップ試験で新機能を搭載し、空中キャッチにも挑戦します。次世代のStarlink衛星も搭載予定で、性能が大幅に向上しています。
この試験は、統合飛行試験(Integrated Flight Test:IFT)の7回目にあたる「Flight 7」で、全長121mの巨大ロケットであるStarshipは、上段と第1段エンジン(ブースター)「Super Heavy」で構成されています。
今回のアップグレードでは、まず、前方フラップのデザインが変更され、加熱抑制が図られるとともに、推進剤タンクの容量が25%増加します。
また、宇宙船のアビオニクスも完全に再設計され、新しいコンピューターやアンテナ、電力配分システムが搭載される予定です。
さらに、熱保護システムも改善され、最新世代のタイルとその下層に追加されるタイルが導入され、故意に外されたタイルによるストレステストも行われます。
将来的な着陸に備え、水冷機能を持つ金属製タイルのオプションも検討されています。
Flight 7では、次世代の「Starlink」衛星とそのシミュレーターが10機搭載され、具体的には「V3 Starlink」が登場します。
この衛星は、現行の「V2 mini」に比べて大幅に性能が向上し、ダウンリンク容量が1Tbps、重さが2トンとなります。
今後、StarshipはV3 Starlinkの打ち上げにも利用される予定です。
また、前回の「Flight 5」で成功したSuper HeavyのRaptorエンジンを再利用し、空中キャッチにも再挑戦します。
Flight 7の日程はまだ発表されていませんが、米連邦航空局(FAA)からは飛行許可が出ており、1月10日から16日に空域制限が発表されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5f7b3eecc39e0ee3a3e43ff0715d0bbd37247b80
スペースXのスターシップが次回の試験で新機能を搭載し、空中キャッチに挑戦するというニュースに対するコメントでは、多くの人々がその技術の進歩に感心していました。
特に、ブースターとロケットの両方が逆噴射で戻ってくることに驚き、子供の頃に描いていたSFの世界が現実に近づいていると感じる人が多かったです。
さらに、他の宇宙企業との比較も行われ、例えばBlue OriginのNew Glennについても関心が集まっていました。
これにより、スペースXだけでなく、他の企業も含めた宇宙産業全体の動向に目を向けるコメントが多く見られました。
また、計画や目的が具体的であることが評価され、夢を現実にするための努力が称賛されていました。
全体として、技術革新への期待と他社との競争が織り交ぜられたコメントが多かった印象です。
ネットコメントを一部抜粋
カイロスの10倍か。
広大な土地と膨大な予算とベンチャー気質でのチャレンジとで、やっていることが何歩も先行ってますね。
今週打ち上げのBlue OriginのNew Glennの方が気になるかな。
ブースターもロケットも両方逆噴射で戻って来るのか…いよいよパラシュートに頼らず宇宙港に垂直着艦する、子供の頃に描いていたSFの世界がやってくる。
計画や目的が具体的で、夢ではなく現実を見ていると感じさせられますね。
すげーよな空飛ぶクルマとかやってる場合じゃないよ。