プログマの予測によれば、セキュリティトークン市場は2025年に3400億円に達し、税制改正が市場拡大を後押しする見込みです。
要約するとプログマ（Progmat）が発表した「デジタル証券（ST）マーケットアウトルック2025」によると、セキュリティトークン（ST）市場は2025年に3400億円規模に達する見通しです。
2024年にはSTの発行累計額が1486億円を超え、新規発行額は675億円に達すると予測されています。
市場の主流は不動産STで、件数で75%、金額で89.5%を占めています。
発行体としてはケネディクスと三井物産デジタル・アセットマネジメントが牽引し、2024年にはりそな銀行やダイヤモンド・リアルティ・マネジメントなど新たな参入も見込まれています。
証券会社では野村證券と大和証券が大型案件を中心に市場をリードしています。
2025年の市場拡大の背景には、令和7年度税制改正大綱による制度整備があり、これまで課題とされていた動産や出資持分、海外アセットのトークン化に関する信託税制上の問題が解決される見込みです。
また、プログマは案件数で53.8%、利用仲介者数で45.0%のシェアを持ち、プラットフォーム間の競争が激化しています。
さらに、ステーブルコインの国内発行に関しては、STとSCを組み合わせた取引が機関投資家向けの私募商品として始まる予測があり、個人投資家向けの新取引形態については法的枠組みやライセンスの再編議論が影響を及ぼすとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/35eace869146f68db50a80baea752fa1125b9c83