韓国の地方空港の73%が赤字に陥り、経営難や労働力不足が深刻化。安全問題も懸念され、空港建設の見直しが求められている。
現在、韓国の15の旅客機が離着陸できる空港のうち、73.3%にあたる11カ所が赤字を計上しており、特に務安国際空港は253億ウォン（約27億円）の赤字を抱えている。
地方空港の利用率は低く、滑走路の利用率が1%前後の空港も多く、これは人口減少や交通インフラの発展が影響している。
加えて、航空業界全体がコロナ禍の影響を受けており、特にフライ江原が法定管理を申請したことで、襄陽国際空港の運航便数は極端に減少している。
経営難は安全問題にも関連しており、必要な人員が確保できていないため、事故のリスクが高まっている。
さらに、新たに10カ所の空港建設が進行中であり、地域の政治的な要因が空港建設を促進しているが、需要の実態を無視した計画が多いとの指摘もある。
専門家は、空港建設の必要性を見直し、国と地方自治体が費用を分担する方針を求めている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b394eb722e4e0a4094c2ae34d76b7278c22dde06
韓国の地方空港に関するコメントでは、空港の数が多すぎることや、その結果として経営が厳しくなっている現状が強調されました。
特に、金海・済州・清州といった主要空港を除いては、利用者がほとんどいない状態が続いており、赤字が増大しているとの指摘がありました。
また、政治家や官僚が空港建設を進めた結果、利権が絡んでいるという意見もありました。
さらに、地方空港の増設は、国土が狭い韓国にとっては無駄が多いとの見解が示され、過剰な数のLCC（格安航空会社）の存在が利用者を敬遠させているという声もありました。
安全性に関する懸念も多く、過去の事故を引き合いに出し、利益優先の考え方では旅行者が減少することを危惧するコメントもありました。
全体として、韓国の地方空港問題は、経済的な側面だけでなく、安全性や政治的な要因が複雑に絡み合っていることが浮き彫りになっていました。
ネットコメントを一部抜粋
地方に空港を乱造し、政治家や官僚が私腹を肥やす。
以前に日本のテレビで韓国のハブ空港をベタ褒めしてたのを思い出した。
富める国は富める悩みがありますね。
日本も同じ構図だが、効率化と安全運航はセットである。
狭い国土に政治で空港を建設すれば、この結果は当然だ。