アップルのiPhone、音声収集疑惑と9500万ドルの和解金

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アップルがiPhoneでユーザーの会話を無断録音し、広告に利用していた疑惑が浮上。9500万ドルの和解金を支払うことに合意したが、個人情報の収集は否定している。

要約するとアップルがiPhoneの音声アシスタント「Siri」を通じてユーザーのプライベートな会話を無断で録音し、それをパーソナライズド広告に利用していたとの疑惑が浮上し、集団訴訟が提起された。

訴訟の発端となったのは2021年で、多くのiPhoneユーザーがSiriが無断で会話を録音し広告主に提供したと主張。

具体的には、あるユーザーが主治医と手術について話した際に関連する広告が表示されたり、別のユーザーがナイキのシューズについて話した後にその広告が現れたという。

原告たちはSiriを呼び出していないにもかかわらず、Siriがひそかに作動していたと主張している。

アップルは9500万ドル(約150億円)の和解金を支払うことに合意したが、個人情報の無断収集については依然として否定している。

この和解案が確定すれば、原告らはアップルの端末1台当たり20ドルを受け取ることになる。

また、スマートフォンやAIスピーカーの普及に伴い、ビッグテック企業が会話を盗み聞きして広告を出しているという疑惑は広がっており、グーグルやアマゾンに対しても同様の訴訟が起こされている。

特にアマゾンは、AIスピーカー「アレクサ」の音声録音を整理・分析していたことが明らかになり、ユーザーの反発を招いた。

これに対し、ビッグテック企業は「特定の会話の後に広告が表示されるのは、過去のデータ分析によるもの」と説明しているが、疑惑は依然として解消されていない。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6791f34e18e535178678508c5b0ab46f9d897afd

関連URL

2025年最新!iPhoneのニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。