長野県で高木こずえさんの弥生遺跡をテーマにしたアート展示が始まり、現代アートと考古資料の融合が話題に。地域の魅力発信も狙う。
要約すると長野県の中野市で、写真家・高木こずえさんが弥生遺跡からインスパイアを受けた作品を展示する新たな試みが始まりました。
この展示は、県立美術館で行われ、約300枚の写真を組み合わせたインスタレーション作品が特徴です。
展示は、現代アートと考古資料を融合させることで、従来の文化財展示とは一線を画すものとなっています。
特に、高木さんの作品「琵琶島」は、千曲川流域で発掘された琵琶島遺跡をテーマにしたもので、地層をイメージした高さ12メートルの作品がプロジェクターで壁に投影されます。
展示には、琵琶島遺跡から出土した壺形土器や磨製石斧の製作過程を示す資料も含まれ、観覧者に遺跡の魅力を伝えます。
また、地域の歴史文化をテーマにしたこの展示は、中央日本の4県（新潟、長野、山梨、静岡）との交流を促進する事業の一環でもあります。
展示会場には新潟県の火焰型土器や翡翠も展示され、地域の特色を発信しています。
さらに、13日にはアートや考古学に関するワークショップが開催され、新潟、静岡、山梨のブースも出展されます。
18日には、高木さんと考古学者のトークセッションも予定されており、展示は19日まで行われます。
全体を通して、アートを通じて新たな文化財の価値を創出し、観覧者に新しい体験を提供することを目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c1bcf5ef2195620ce8c3e338daf928257fc00056