Qualcommが「Snapdragon X」の廉価版を発表。約10万円で高性能なノートPCが登場し、AI機能にも対応。ソフトウェア互換性の課題も。
この廉価版は、約10万円（600ドル前後）で購入可能なノートPC向けに設計されており、今年の早い時期に市場に登場する見込みです。
Armアーキテクチャを採用しているため、省電力性とバッテリー効率に優れ、ビジネス利用が進むAI機能にも対応しています。
特に、8コアCPU「Oryon」（最大3GHz）やAI処理に特化したNPU（ニューラル・プロセシングユニット）を搭載しており、4nmプロセスルールで製造されるため、性能と効率性が両立されています。
これにより、Windows 11のAI機能（Copilotなど）をスムーズに利用できる設計がなされています。
廉価版Snapdragon X搭載のノートPCは、中価格帯の製品でもAI時代に対応できる可能性を秘めています。
また、デスクトップPCやミニPCへの展開も視野に入れており、特にSnapdragon X搭載のミニPCは注目の存在となるでしょう。
しかし、Snapdragon Xシリーズは従来のPC向けチップとは異なる設計のため、ソフトウェアの互換性に課題が残っており、今後の対応が期待されます。
これにより、日本のPC市場の勢力図にも影響を与える可能性があると考えられます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/74bee2b5c6ce0a173c774dfcea32cea24e971978
コメントの内容では、廉価版Snapdragon Xがもたらす高性能ノートPCの未来に関して、様々な視点から意見が寄せられていました。
特に、インテルやAMDとの競争において、Snapdragon Xがシェアを奪うにはまだ時間がかかるとの見解が多く、互換性の問題やソフトウェアの動作に対する懸念が指摘されていました。
また、小型ノートPCの需要が高まる中で、特定のソフトを動かす使い方が主流になるという意見もあり、まずは10インチ前後のモデルからスタートすることが良い方針だとされていました。
さらに、スマホ用SoCの省エネ性能や発熱の少なさが高く評価され、今後の市場でインテルが厳しい状況に直面する可能性も示唆されていました。
全体的に、技術革新に期待を寄せつつも、現状の課題についても冷静に分析するコメントが多かった印象です。
ネットコメントを一部抜粋
ノートになると店頭で競うのはインテルやAMDのノートになるので、シェアを奪うほど売れるにはまだまだ先かなと思う部分も。
intelの迷走と凋落に相反してQualcomによる新たな攻勢は、長らく続いたX86の牙城を崩し、新たなスタンダード技術の誕生に興味が尽きない。
良い方針だと思う。
まずは10インチ前後の小型ノートPCなどから入ったほうがいい。
スマホ用SoCは省エネで発熱も少ない上に今やめちゃくちゃ高性能。
ゲーミングPCを作って欲しいです。