2024年、東京都内で交通事故による死亡者が前年より10人増加し、146人に達しました。特に四輪車の事故が増加しており、全国ワーストの状況が深刻化しています。
この増加は2020年以来のことで、特に四輪車乗車中の事故が急増していることが問題視されています。
全体の負傷者数は前年より5.3%減少したものの、死亡事故の増加は被害状況の深刻化を示しています。
全国の交通事故死者数は2663人で前年より15人減少しましたが、東京は全国で唯一、死亡者数が増加した地域となりました。
交通事故による死亡者数が年間100人を超えるのは、東京を含む8都道府県で、前年比で10人を超える増加が見られるのも東京を含む10都県のみです。
事故の状況を分析すると、歩行者の死者数は62人で前年より7人増加し、四輪車による事故が多くを占めています。
特に高齢者の歩行中の事故が目立ち、信号無視や横断禁止場所での不注意による事故も報告されています。
また、二輪車乗車中の死亡者は20代が多く、通勤中の事故が全体の約50%を占めています。
これらのデータは、東京都が目指している「世界一死亡事故が少ない都市」という目標に対して、大きな懸念材料となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fcf61b9b0c17f34901705a2e6382349157ef10b7
東京都内の交通死亡事故の増加に関するコメントは、多様な視点からの意見が集まりました。
特に、若い人たちの歩行中の事故が増えていることが指摘され、スマホやイヤホンの使用がその一因と考えられていました。
歩行者信号を無視して車道に出る行動や、交通ルールを守らないことが問題視され、運転者に対してもスピードを出さないことが重要だという意見がありました。
また、少子化により子供の事故が減少した一方で、高齢化社会が進む中で、高齢者による事故が増えていることも懸念されていました。
高齢者は運転ミスや体調不良による運転不能が問題となり、歩行者としても転倒や道路横断時の危険が増加していると指摘されました。
さらに、電動キックボードや自転車の増加による新たな危険も挙げられ、交通事故の原因が多様化していることが反映されていました。
交通事故を減らすためには、運転者と歩行者の双方が交通ルールを理解し、互いに配慮することが必要だという意見が多く見られました。
全体として、東京都内の交通事故は複合的な要因によるものであり、解決には時間と努力が必要だという認識が広がっていました。
ネットコメントを一部抜粋
若い人の歩行中の事故が増えている理由の一つはスマホとイヤホンにあると感じます。
自動車側としたら、とにかくスピードを出さない場所では出さない。
歩行者も自転車もバイクも、事故の相手はほとんど4輪なんだから、4輪を締め出せばいいでしょ。
高齢者数と交通事故死亡者数(歩行者)の増加は当然、正比例の関係にあると思う。
東京都は現時点で、「世界主要大都市の中で最も少ないレベルの交通事故死者数」を達成済みのはずですがね…?