オーストラリアの爬虫類園に体長9.2センチの巨大なジョウゴグモが登場。ヘムズワースと名付けられ、過去最大のサイズを記録。毒の採取に利用され、抗毒血清の製造に貢献。
要約するとオーストラリアの爬虫類園に、体長9.2センチの巨大なジョウゴグモが引き渡され、「ヘムズワース」と名付けられました。
このクモは、同園で過去最大のサイズを誇り、以前の最大サイズの7.9センチを上回ります。
ヘムズワースの名前は、オーストラリア出身の俳優ヘムズワース兄弟にちなんでおり、飼育員のエマ・テニさんは、その大きさからクリス・ヘムズワースを思い出したと述べています。
クモはニューサウスウェールズ州のニューカッスルにある園に持ち込まれ、初めはメスだと思われていましたが、後にオスであることが確認されました。
ジョウゴグモの通常の体長は1〜5センチで、一般的にはオスはメスよりも小さいため、この発見は特に珍しいものです。
テニさんは、「こんなに大きなオスのジョウゴグモは大当たりを当てたみたい」と語っています。
ヘムズワースは、牙から毒を採取され、抗毒血清の製造に使用されます。
オスはメスの約6倍の毒を持っており、これが採取可能な理由です。
ジョウゴグモはシドニー周辺に生息する種の中でも特に危険であり、1981年に抗毒血清が導入される前には13人がこのクモにかまれて死亡していました。
しかし、抗毒血清の開発以降、死亡者は出ていないとされています。
このように、ヘムズワースの発見は、科学的な観点からも重要な意味を持つと言えるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e9395cedb5b3ae4191ae13b1f9d955d2dcab9ac4