ドリーム・アーツの調査で、大企業の経営層とIT部門のセキュリティ意識に過信や無知が浮き彫りに。91%が十分な対策と認識も、63%がインシデントを経験。
要約するとドリーム・アーツが実施したセキュリティ意識調査の結果が発表され、大企業の経営層とIT部門におけるセキュリティに対する過信や無知が明らかになった。
この調査は、従業員数1000人以上の企業を対象に行われ、500件の有効回答が得られた。
調査によると、「重要な情報」のセキュリティ対策について、91.0%の回答者が「十分な対策をしている」と考えている一方で、63.4%が過去1年間に何らかのセキュリティインシデントを経験していることが判明した。
特に、経営層は68.0%が「十分な対策をしている」と回答したが、IT部門の一般職では35.3%から54.9%の範囲に留まっており、役職による認識の差が浮き彫りとなった。
セキュリティインシデントの詳細では、メールの誤送信やランサムウェア攻撃、マルウェア感染などが多く報告されており、特にメール誤送信が152件と最も多かった。
ドリーム・アーツの石田健亮氏は、経営層や管理職がセキュリティの実態を把握できていないことに驚き、現状の過信を見直す必要があると指摘した。
調査結果は、企業が適切なセキュリティ対策を講じるための重要な指針となることが期待されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cd289587c0fce1160e523ac21005f859b4916ff8