ロサンゼルスで発生した「パリセーズ火災」は、猛烈な強風により急速に広がり、数百棟の住宅が焼失し、死者も出ています。火災の影響で、アメリカ史上最も高額な被害が予想されています。
この火災は、住宅を焼き尽くし、少なくとも5人が死亡するなど、深刻な被害をもたらしています。
火災の原因には、暴風に加えて洪水と干ばつが繰り返し発生していることが影響しているとされています。
1月7日の午前10時頃までは平穏だったロサンゼルスですが、その約24時間後にはパシフィック・パリセーズで火災が発生し、急速に広がりました。
さらに、この火災は地域の3カ所にも飛び火し、「イートン火災」では8平方km以上が焼失しています。
ロサンゼルス消防局によれば、1月8日朝の時点でも鎮火はしていないとのことです。
数百棟以上の建物が焼失し、今後さらに状況が悪化する可能性があります。
カリフォルニアは過去にも火災に見舞われてきましたが、今回のように都市型の密集した住宅地に広範囲にわたって山火事が侵入するのは非常に稀です。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の気候科学者ダニエル・スウェイン氏は、今回の火災を「都市型大規模火災」と表現し、1991年のオークランドでの「トンネル火災」と比較しています。
スウェイン氏によると、パリセーズ火災はアメリカ史上最も高額な被害をもたらす可能性があり、焼失した住宅が高級住宅である点がその理由とされています。
この火災の最終的な被害規模はまだ不明ですが、カリフォルニア州史上、さらには全米史上最も被害額の大きい山火事となる可能性が高いと警告されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a73dc9f216dd3fe8c899403dd2b5b42c935e2f2a