クラーケンが独自のレイヤー2ネットワーク「Ink」を発表。Op Stackを利用し、BaseやSoneiumと共にSuperchainを形成予定で、2025年初頭に稼働します。
この新しいネットワークは、オプティミズム(Optimism)が提供する開発キット「OP Stack」を採用し、既存のレイヤー2ネットワークであるコインベース(Coinbase)の「Base」やソニーグループの「Soneium(ソニューム)」と連携し、Superchainを形成することを目指しています。
クラーケンの「Ink」は2025年初頭に稼働予定で、これにより開発者に対してより多様で相互運用可能なエコシステムを提供することを狙っています。
オプティミズムは、最近の成功により、イーサリアム・レイヤー2開発における技術プロバイダーとしての地位を確立しつつあります。
これまでにも多くの企業がオプティミズムの技術を採用しており、特にDEX(分散型取引所)ユニスワップ(Uniswap)が新たにレイヤー2「ユニチェーン(Unichain)」を開発することを発表しました。
クラーケンの責任者アンドリュー・コラー(Andrew Koller)氏は、レイヤー2の成功はユーザーに提供する価値に依存しており、その価値は活気ある開発者エコシステムによって生まれると述べています。
これにより、Inkは次世代のDeFiアプリケーションやプロトコルのための理想的なプラットフォームとなることを目指しています。
現在、オプティミズムの技術を採用しているプロジェクト群「スーパーチェーン」には43のチェーンが存在し、合計で181億ドルの預かり資産(Total Value Locked)が確認されています。
この動きは、クラーケンがオプティミズムを選択したことで、同社がイーサリアム・レイヤー2市場における重要なプレイヤーとなる可能性を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8146b4f20e69188911d170d91210a517f33e1d76